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コラム

COLUMN
模倣品対策

模倣品対策の駆け出しの頃

前職で模倣品対策を始めた時、最初に経産省製造産業局にあった模倣品対策室(当時、2020年4月から特許庁に移管)に相談に行きました。模倣品対策のイロハも知らなかったので、相手をしてくださった模倣対策専門官の方の説明のすべてが新鮮で、驚かされることばかりでした。中でも印象に残っているのが、以下の話です。
「模倣品業者はお金になればどこの製品でも構わないのです。御社の製品やブランドにこだわりがあるわけではありません。だから、御社が模倣品対策を行えば、リスクが高くなるので模倣品対策を行っていない同業他社の製品の模倣品を作り始めます。逆に、御社が模倣品対策を行わず、他社が模倣品対策を行えば、御社の製品の模倣品が出回ることになります。」
この説明がきっかけとなり、本格的に模倣品対策に取り組むこととなりました。